デイブの映画話"ビルとテッドの地獄旅行"




クルーのみんな、調子はどうだ?こちら航海長デイビッドだ。


すっかりシアトルの街も寒くなってきたわけだが、この網置き場(ウェブサイト)がオープンしてもう1年も経っちまった。

さて、この漁業日誌(ブログ)なんだが、最初の投稿以来一度も音沙汰なしという、だいぶ寂しい状況だったな。

というのも、俺たちの日常といえば、船に乗っちゃあ網を引き、船を降りちゃあ酒場に直行・・・てなもん。そんな漁師ライフを過ごしていたら、日誌の公開もだ~いぶご無沙汰になっちまったわけだ。楽しみにしてくれていたクルーがいたら申し訳なかったな・・・


だが、安心してくれ、閑古鳥が鳴いていた切なき日々も終わりだ!

この記事を皮切りに、どんどんこの漁業日誌を盛り上げていこうと思っているぞ!

仕切り直しのこの1回目の投稿では、俺デイビッドが映画の話でも書こうかと思う。


というのもこの俺の趣味は映画鑑賞で、とりわけ母国アメリカの映画をみるのが好きなんだ。しかし船に揺られる日々を送っていると、お気に入りの映画たちについて語る場も滅多にないもんだ。というわけで、今後はこの漁業日誌の場を借りてちょこちょこ紹介していこうと思う。




というわけで、きょうは「ビルとテッドの地獄旅行」(1991・米)を紹介したい。


ティーンが主人公のSFコメディなのだが、若き日のキアヌ・リーブスが出ているぞ。ちなみに「ビルとテッドの大冒険」(1989・米)という作品の続編だが、この「~地獄旅行」だけでも楽しめるのでご安心を。

あらすじ


舞台はカリフォルニア。バンドでの成功を夢見つつも、ボンクラな日々を送るバカな若者二人組、ビルとテッド。ある日二人は、自分たちに瓜二つなロボット二人組に出くわし、殺されてしまう。

実はこのロボットらは、悪者デ・ノモロスによってタイムマシンで未来から送られてきた刺客だったのだ!地獄に落ちたビルとテッドだが、死神を味方につけて生き帰り、刺客、そしてデ・ノモロスへの復讐へ向かう!!


↑予告(英語)


デイブ的いいねポイント①:バカだけど、果てし無くピュアでナイスガイ!


まずは主人公の名コンビ、ビルとテッドについてだ。彼らは20歳くらいだが、脳みそは小学生レベル、とにかくバカで単純!何かラッキーなことがあると「エクセレ~ント!」と声を合わせて、満面の笑みでエアギターをかき鳴らすゴキゲンな二人組だ。


↑エアギターシーンのまとめ!


彼らはどうかしてるくらいバカで単純だが、それだけに全くイヤ味がなく、他人に対してネガティブな気持ちを持つことがない。まさにエクセレ~ント!なナイスガイズだ。物語上でも、死神だろうが火星人だろうがみんな気づくと友達になっちゃってるくらい、彼らは人懐っこい可愛い奴らなのだ!「くだらねぇ映画だなぁ」なんて言いつつ観客も彼らを思わず好きになっちゃうような感じだ。

「ビルとテッド」シリーズは、今だに続編を待望されるようなカルト的な人気を誇るシリーズなのだが、その要因としては、こうしたビルとテッドの誰でも好きになっちゃうキュートなパーソナリティがあるんじゃないかと俺は思うよ。


デイブ的いいねポイント②:普遍のメッセージ「お互いにエクセレントになろう!」


あらすじにもあるとおり、ビルとテッドは未来からきたロボット刺客に殺されてしまう。そのロボット刺客を送り込むのが、悪人デ・ノモロスなのだが、なぜ彼はビルとテッドを殺そうとするのか??それは映画冒頭の未来世界シーンで説明される…。


なんと、遠い先の未来では、ビルとテッドの音楽が環境問題から戦争まですべてを解決して、世界に平和をもたらすことになるという。そんなみんなが平和に暮らしている社会が気に入らず、「自分が世界を支配したい!」と考えた悪~いヤツこそデ・ノモロスだったのだ。そこで彼はタイムマシンでロボット刺客を送り込み、ビルとテッドを殺して(しかもついでにフィアンセさえも奪ってしまう!なんて悪いやつだ!)、世界平和実現を妨害しようとしたのだった!


このあらすじだけでも、勧善懲悪っぷりは明白なのだが、「善」側が最高にチャーミングなビルとテッドなのだから、観客も気付くと「世界を支配したいとか言う、自分勝手な権力者はサイテーだ!」と純粋な気持ちで思えるわけだ。これってすごくシンプルだけど、わりと真理というか…、やっぱ悪いヤツみたいに他人を踏みにじるよりも、他人と仲良くしたほうがいいよね。


ちなみに未来社会では、ビルとテッドは人類救済のヒーローとしてたてまつられており、建立された「ビルとテッド大学」の正門には、ビルとテッドの石像とともに「Be Execellent to Each Other」の文字が刻まれている。


エクセレ~ント!と喜んでいたバカ二人組の、単純だが普遍のこのメッセージが、未来の平和を実現するなんて、なんて素晴らしいんだろう。これを読んでいるクルーのみんなもお互いにエクセレントであろう!


デイブ的いいねポイント③:HR・HM好き必見!?な音楽使い


ビルとテッドは「俺たちはメタルヘッドだぜ~!」と自己紹介するくらいハードロック・ヘビーメタルのファンなので、劇中でも、メガデス等随所に同ジャンルの曲が使われている。


その中でも俺が特に感動したのは、ラストの演奏シーンだ。


紆余曲折あった末、ビルとテッドはステージ上で観客に語りかける・・・↓


「俺たちは過去にも未来にも行ってきたよ。

死後の世界にだってね。

それでも最高の場所は、ここだと言える。

そして最高の時間は、今なんだ。

最後に、俺たちが言えるのはこれだ・・・、

Let’s Rock!!!」


そしてスティーブ・ヴァイによる最高にカッコいいインストナンバー「Final Guitar Solo」をブチかます!そっからキッスによる「God Gave Rock’N’Roll to You II 」へなだれ込む!

世界中のみんながロックンロールでひとつになったよ!やったね!と感涙・・・。



正直、作品自体は、映画史に残る大傑作というわけでもなく、ユルいコメディなのだが、このシーンの感動はすごい!目を見張るとこがあるぞ!

数ある映画たちの中でも、こんなにかっこいい終わり方もそうないかと・・・。


というわけで、いかがだったかな?

ご覧になった奇特なクルーがいたら、是非漁場で感想をきかせてくれ!



さて、映画紹介という形式なら漁業日誌も少しは継続的に公開していけると思うので、適度に期待しながら待っていてくれ!

それじゃぁまた!


Be Execellent to Each Other!!

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